久しぶりに大河「篤姫(あつひめ)」を観てました。何度観てもいいドラマです。

篤姫役の宮崎あおいさんの演技がこのドラマの雌雄(しゆう)を決しているといっても良いドラマです。

宮崎あおいさんの演技は本当に爽やかで、自然体でその人物を演じるので、嘘っぽくなく本当に篤姫とはこうした人物だったのだろうと思わせます。

大河ドラマ「篤姫」お殿様に自分をなぜ養女にしようと思ったかを尋ねる場面です

今観ていたのは、篤姫がお殿様(島津斉彬)になぜ自分を養女に望んだのか訳を尋ねているシーンです。

お殿様が理由とした一つに、篤姫には二心(ふたごころ)がない、それ故に心が安まり、安らぐ、というものがありました。

まさしく生涯を通じて篤姫という女性はそういう生き方を貫いた人です。

生まれ持った天賦の才(てんぷのさい:天から賦与されたもの。生まれつきの資質)を持っていたとしか思えない女性です。

徳川将軍家の最後をいかに上手く幕引きをするか、という大命を帯びたが故(ゆえ)の天からの才能でしょうか。

物事は始めるのは比較的優しいですが、終わらせるのは難しいと言います。

戦争などもそうでしょう。戦車で国境を越えれば戦争は始まりますが、その戦争を終わらせるのは大変難しいということは、アメリカがベトナム戦争に介入した時もそうでしたし、イラク戦争でもそうでした。

イラク戦争では、武力でイラク政権を倒すこと自体はほんの短期間で済みましたが、その後イラクをちゃんとした治安が回復した状態にするのに何年もかかりました。

ちょっと話が脱線しましたが、篤姫はその江戸幕府の幕引きを見事に短期間でそして最小限の被害で終わらせた天才的といってもいい大役を果たしました。

でもこのドラマではそうなっていますが、他の大河ドラマ、例えば一昨年の「西郷どん」では、ちょっと違った篤姫像になっていました。

今観ている篤姫は、戦(いくさ)から逃げ帰ってきた徳川慶喜を謹慎するよう命じますが、命はなんとか助けてもらえるように、嘆願書を朝廷に書いたりしていますが、「西郷どん」での篤姫は逆に慶喜の首を差し出すから、徳川家は潰さないで欲しいと、西郷隆盛に願い出るという場面がありました。

わたしはそれを観てびっくりしてしまいました。

原作や脚本を書く人によって変わるのですね。でもこういってはなんですが林真理子さんが原作を書いた「西郷どん」より宮尾登美子さんが原作を書いた「篤姫」の方が観ていて面白いです。

視聴率もここ十何年の視聴率の中でも群を抜いていました。

わたしは、宮尾登美子さん原作の篤姫を信じたいと思います。

なかなか女性の活躍というのは記録にもなかなか書かれないものだと思いました。

ましてや時代は女性が政治に口を出すことすら戒められた時代です。

女性が江戸幕府の最後に大きく関わっていたというと、都合が悪く記録にも残さなかったのでしょう。

でも篤姫は篤姫です。

誰かなんと言おうとも、私にとっての篤姫は宮崎あおいさん演じる篤姫です。

「篤姫」第六回 女の道

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