第5世代移動通信システムが、au(エーユー)では、3月26日に、ドコモでは3月25日に開始予定です。エリア限定です。

スマートフォン、携帯電話会社のau(エーユー:以下au)は明後日の3月26日よりいよいよエリア限定ですが、5Gサービスを開始します。

ドコモはauより1日早く3月25日から5Gのサービスを開始する予定だそうです。

5Gとは「フィフス(5th)・ジェネレーション」の略で、通信規格の第五世代のことです。もうご存知の方も多いかもしれません。

5Gとは何?と聞かれて一般的な答えは、高速通信と大容量のデータを送ったり受け取ったりできること、そしてそれが可能になった結果、今までとは比べ物にならないくらいのものをインターネットにつなぐことができるようになるというのが一般的な答えでしょうか。

ドコモの5Gについてのホームページが分かりやすかったので、以下に画像を掲載します。

ドコモホームページ「5Gってなんだろう?
ドコモホームページ「高速・大容量」
ドコモホームページ「低遅延」
ドコモホームページ「多数接続」

上記ドコモホームページ

5Gとは | NTTドコモ 5G
【docomo 5G】5Gが始まると、今よりタイムラグがなくなり、さらに多くの通信ができ、身の回りのいろいろなものがインターネットにつなげられるようになるんです。

このドコモの5Gの説明では車が飛行機に変わるようなものと説明されています。

車より飛行機の方が早く、飛行機の大きさにもよりますが、ジャンボジェット機などの場合には、車よりはるかにたくさんの荷物を運ぶことができます。

今は4Gです。これが5Gになると通信速度が速くなり、そして動画などの容量が大きいデーターを今までよりも速く、より大容量のデーターを送ることができるようになるそうです。

つまり今、動画はMPEG4などで圧縮された形でインターネットで送られてますが、さらにMPEG4よりも高画質でその分容量が大きい動画データーなども送れるようになります。

一つの大容量のデーターを送れるということは、小容量であれば数多くのデーターを送ることが可能になるということでもあります。

それを表しているのが、先ほどのドコモホームページにあった「多数接続」です。

一つ一つの接続のデーター容量は小さくとも、いままでは難しかった、たくさんのものをインターネットに接続できるということです。

これらの高速かつ大容量の新しい通信規格を実現するためには、新しい電波の周波数帯と新しい技術が使われています。

そのおかげで、現在の基地局や光ファイバーをそのまま使うことができて、通信能力を高めました。

具体的には、いままでの4Gの通信技術であるLTEは既存の6ギガヘルツ帯の電波を使って、5Gの通信には、はるかに高周波数帯の28ギカヘルツ帯も使っておこない、そして目玉となる新しい通信技術を使っています。

参照:第5世代移動通信システム(ウィキペディア)

第5世代移動通信システム - Wikipedia

ただし28ギカヘルツ帯の髙周波数帯を使うにあたっては問題点もあり、髙周波数帯の電波はいままでの6ギカヘルツ帯などの低周波数帯に比べて、電波の直進性が高いために、アンテナから見て影の部分、つまり回り込んだところには電波が届きにくいというものです。

そのために、主力のアンテナから出た電波を隅々にまで行き渡らせるための多くの中継機が必要になるとのことです。

それゆえに、さらなる設備投資が必要となり、結果、携帯電話会社のデータープランの料金が、高いままということになり、せっかくの大容量のデーターを高速に送ることができるという5Gの利点が現段階では、充分に発揮できない問題があります。

データー通信料金とは、ドコモやauやソフトバンク、そして新規に自前の回線を使ってスマートフォンなどの携帯電話サービスを始める楽天モバイルなどが設定している、データー通信の料金プランのことです。

いままでの4Gでも、動画などをたくさん見れば、7千円くらいのプランに入らないととても追いつきませんでした。つまりデーター通信できる量が足りなくなってしまいました。

ちなみにauのデーター通信の料金プランを以下に引用させていただきます。

料金プランは「UNLIMITED WORLD au 5G」と題し、エンタメコンテンツをパックにしたプランが特徴。4種類を用意する。
データMAX 5G ALL STARパックは、データ通信が使い放題で、Netflix(ベーシックプラン)、Apple Music、YouTube Premium、TELASAをセットにし、月額料金は5,460円~。6月から提供予定。テザリング/データシェア/国際ローミング通信は80GB。
データMAX 5G Netflixパックは、データ通信が使い放題で、Netflix(ベーシックプラン)、TELASAをセット。月額料金は4,260円~、提供開始日は3月26日。テザリング/データシェア/国際ローミング通信は60GB。
データMAX 5Gは、データ通信が使い放題で、月額料金は3,460円~。提供開始日は3月26日。テザリング/データシェア/国際ローミング通信は30GB。

ピタットプラン 5Gは、3段階の月額料金が自動的に適用されプラン。月額料金は1,980円/2,980円/4,480円の3段階で、提供開始日は3月26日。データ容量は1GB/4GB/7GBの3段階。
5G端末は、「Xperia 1 II」「Galaxy S20 5G」「Galaxy S20+ 5G」「AQUOS R5G」のほか、au限定で「OPPO FIND X2 Pro」、ZTEの「ZTE a1」を用意。さらに、国内通信事業者では初のXiaomi製スマートフォン「Mi 10 Lite 5G」も用意する。

引用元:インプレス Watch

これを見ても分かるように、まだまだデーター通信料金は高いです。安いプランもありますが1ギガバイトとか4ギガバイトの容量しかありません。これでは、1秒間に最大実測値予想で4ギガバイト毎秒の通信速度と送受信容量をフルに使ったら1ギガバイトのプランでは4分の1秒で上限に達してしまいます。4ギガバイトの容量の場合は理論上は1秒間通信しただけでで容量上限に達してしまいます。(5Gの通信実測度を4ギガバイト毎秒とした場合)

auの5G向けデータープランで一番スタンダードなプランである「データ Max 5G」の場合について詳しく見てみます。下記画像はauの5G向け「データ使い放題」プランの一覧表です。

auデーターが使い放題プラン一覧表

上の画像に記載してあるように、何も割引特典が無い場合の料金は8,650円です。これは税抜きなのか税込なのか記載が見当たらないのですが、大抵は税抜き価格が表示されることが多いので、先ほどの料金に消費税10%を加えると9,515円となります。

もっともスタンダードな5G向けプランの「データMax 5G」の場合の各種割引条件は、「2年契約」で170円割引になり、「家族割プラス」で一世帯で4回線以上auを使っているときで2020円の割引、3回線で1,000円、2回線で500円の割引です。

そして次に「スマートバリュー」ですがこれは携帯電話の他に家庭のインターネットもauにした場合の割引です。これで1000円割引されます。

「スマホ・スタートキャンペーン」は上記プラン表のプランに加えピッタットプラン5Gも含めたいずれかに加入した際の割引きで25か月間だけ1,000円割引です。

そして最後に「スマホ応援割」が6か月間に限って1,000円割引です。

ここまでの割引き額は一世帯4回線auを契約している場合は5,190円(税込5,709円)となり最初の6か月間は利用料金は3,460円(税込3,806円)となります。

参照:auホームページ データ使い放題プラン

データ使い放題で人気エンタメコンテンツがセットのau 5G料金プラン「データMAX 5G ALL STARパック」などを3月26日以降に提供開始
KDDIのニュースリリース データ使い放題で人気エンタメコンテンツがセットのau 5G料金プラン「データMAX 5G ALL STARパック」などを3月26日以降に提供開始

5Gの通信速度は理論値(計算上の値)で20ギガバイト毎秒と言われていますが、実際の速度はその5分の1の4ギガバイト毎秒いけばいい方ではないかと思います。

この4ギガバイト毎秒という数字は、確固たる資料に記載されているものではなく、我が家の光回線の実測度を参考にしたものです。

現在5ギガバイト毎秒の契約をしていますが、現実問題として、5ギガバイト毎秒に対応しているパソコンやスマートフォンは普及していませんので、実質1ギガバイト毎秒と考えていいと思います。

実質1ギガバイト毎秒の回線を使っていますが、回線速度を測ってみると、よくて300メガバイト毎秒、普通は200メガバイト毎秒くらいです。

そのことをもとに、理論値が20ギガバイト毎秒でしたらその5分の1の4ギガバイト毎秒くらいかと予想しました。

4ギガバイト毎秒という物差しは1秒間に4ギガバイトのデーターを送れるという意味です。

そうなると、先ほどのauのデーター通信料金では、「データー使いたい放題」と銘打っていますが、注1)などを見てみると、下記のように注意書きがあり、本当の使いたい放題ではないことがわかります。

以下auホームページより

注1)
テザリング・データシェア・国際ローミング通信 (世界データ定額) をご利用の場合、「データMAX 5G」は30GB/月、「データMAX 5G Netflixパック」は60GB/月、「データMAX 5G ALL STARパック」は80GB/月の上限があります。
動画配信、ストリーミングサービスなどの大量のデータ通信または長時間接続を伴うサービスをご利用の際、通信速度を制限します。対象となるサービスなど、制限の内容については、当社ネットワークへの影響などを勘案し定めます。
なお、通信の切断は行いません。一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限します。

KDDIホームページ

楽天モバイルは加入より1年間は無料の使いたい放題プランを提供するそうです。

1年たった後は、月に2,980円払います。

ただし、楽天モバイル自前の回線につないでいる時という条件があり、楽天モバイルがパートナー回線と呼んでいる、提携している他社(ドコモやauやソフトバンクなど)の回線に繋がっている時は最大で2ギガバイトまでしか使えません。

以下、楽天モバイルホームページ「楽天 アンリミット(Rakuten Un-Limit)」画像

楽天モバイルホームページ「アンリミット」
楽天モバイルホームページ「データー使い放題」
Rakuten UN-LIMIT | 楽天モバイル
楽天モバイル料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」。300万名様対象で月額2,980円が一年無料。楽天回線エリア完全使い放題、Rakuten Linkアプリで国内通話かけ放題。海外でもおトクに。

楽天モバイルは来月4月8日から本格的にサービスを開始するそうですが、まだまだ自社回線は整っておらず、そのため、他社の回線も使ってサービスを開始します。

その他社回線につないでいる時には、「楽天アンリミット」というデーター使い放題のサービスは利用できず、最大で2ギガバイトまでしか使えないという制限があります。

ですので、現時点ではアンリミットは本当にアンリミット(制限なし)なのかわからないところがあります。

下手をすると、アンリミットとは名ばかりで、2ギガバイトまでしか使えないという状況も現時点ではあり得ます。

そういうこともあって、最初の1年間は無料という特典というか条件なのかもしれません。一種のモニターのような制度です。

つまりは、まだまだ試験運転中ということです。

auのデータープランを先に記載しましたが、ドコモでも同じくらい高価なデータープランです。

ドコモ「5Gギガホ」料金

下記画像では「5Gギガホ」としてデーター使い放題のプランが4,480円(税込4,928円)とでかでかと記載されてますが、これは、dカードというドコモが発行しているクレジットカード払いであることと、さらに、おうちのインターネットがドコモ光である時に適用される料金です。

ドコモ5Gギガホキャンペーン料金

そしてその4,480円(税込4,928円)という料金は最初の6ヶ月間のみです。

その6ヶ月間を過ぎると、通常料金の7,650円(税込8,415円)からdカード払いで170円割引になり、みんなドコモ割という割引で一世帯でドコモを2回線契約していれば500円割引、3人なら1,000円割引になります。

1回線のみの場合は割引はありません。

そして、最後にドコモ光セット割ですがこれは先ほどのauの「スマートバリュー」に相当するものでおうちのインターネットもドコモ光の場合の割引で1,000円割引になります。

これらの割引を合わせると家族3人がドコモの携帯(スマホ)を使っている場合、割引額は2,170円(税込2,387円)となり、割引適用後の料金は5,480円(税込6,028円)です。

それらの割引がない場合は、5Gギガホの料金は税込7,650円(税込8,415円)ですからやはり高いです。

5Gギガホ | 料金・割引 | NTTドコモ
【5G機種専用】国内での利用ならデータ量無制限。月4,480円(税抜)でデータ通信と通話がご利用になれるプランです(dカードでお支払いの場合)。さらにAmazonプライムが1年間無料、ディズニープラスが1年間毎月700円割引に。

これまで見てきたように、5Gが始まると言っても、その性能を最大限に使うためのデーター通信料金の高額さがネックになっています。

もう一つネックになるのは、5Gの性能をフルに活かした通信するためには、5Gに対応したスマートフォンがまず必要ということです。

そして先ほどの「多数接続」を活かすには、その接続する機器類も5Gに対応していなければなりません。

家電であれば、冷蔵庫やテレビやエアコンなど、家電以外では自家用車などです。そしてパソコンも5Gに対応していなければなりません。

いま現在のパソコンは5Gには対応していません。

対応しているパソコンを販売しようとしている会社はあるようです。ヒューレッド・パッカードやレノボなどです。

ただ、ウインドウズの64ビットには対応していなかったりするようです。

64ビットのウィンドウズといえば、個人向けはもちろん、オフィス向けにも多く出回っているものですから、それら全てを買い替えることは現時点での可能性としては少ないと思います。やはりウインドウズのサポートが終わって買い替え時になるまで待たなければなりません。

このように、現状を見る限り、あさってにauが5Gを開始しても、ドコモがあした5Gをはじめてもあまりすぐには5Gのすごさを実感する機会は限られていて、しばらくの間は現状維持でいくような気がします。

それらの出費を考えると、おうちで5Gの生活が本格的に始まるのはまだまだ先になりそうです。

via PressSync

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